レシチンとは?
レシチンは、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトース」から生まれた言葉で、リン脂質を含んだ脂質製品のことを一般に「レシチン」と呼んでいます。以前取り上げた今人気のホスファチジルセリンもこのレシチンの一種です。(ホスファチジルセリンは大豆由来の物がほとんどですが、様々な成分を含む大豆レシチンの中にホスファチジルセリンが含まれていると考えるとわかりやすいかと思います。)
レシチンの効果
レシチンは生命の基礎物質も呼ばれるほど身体の中で重要な役割を持っていて、人の体内のリン脂質としては最も多く、細胞膜などの生体膜や脳、神経組織の構成成分です。また、レシチンには乳化(水と油を混ぜ合わせる)作用によって、老廃物や悪玉コレステロールを排泄して新陳代謝を促進し身体を適正な状態に保つ、身体の潤滑油のような成分で健康に欠かす事の出来ない成分です。
そして、レシチンの主成分はホスファチジルコリン(記憶ややる気に重要な働きをする神経伝達物質アセチルコリンの材料になるコリンの一種)です。つまり、レシチンは単に健康維持のためのみならず、脳の活性化するためにも欠かす事の出来ない成分と言う事になります。
レシチンはサプリメントor食品から?
これは個人的な意見ですが、レシチンはサプリメントから摂取する事も出来ますが、日常的な食事から良質で新鮮なレシチンを摂る事が出来ますので、私はサプリメントから摂る必要はないと思います。(しかし、3.5kgの大豆からわずか100mgしかとれないホスファチジルセリンや、コリンソースとしてより優秀なαGPCやシチコリンなどはサプリメントからが効果的だと思います。)
レシチンが多く含まれる食材は?
数多くの食材にレシチンが多く含まれていますが、中でも卵黄や大豆に多く含まれています。卵を使った料理や、豆腐や納豆などの大豆の加工食品は、日常的に食卓にのぼるものですので、意識的に取り入れるのは簡単かと思います。なかでもおすすめなのが、納豆卵がけご飯です。多くのレシチンを摂取するのに最適で、消化酵素を多く含む納豆によりレシチンの吸収効率も上がって、一石二鳥です。
一点だけ注意点。卵黄には豊富なコリンが含まれていますが加熱すると壊れてしまいます。そうした意味でも、生卵と納豆でご飯を食べる方法は理想的ですが、ただ生卵白はビオチン(髪や皮膚を健やかに保つ上で重要な栄養素)の吸収をさまたげるので、多少なら問題ないとは思いますが、毎日大量の生卵白を摂る事は考えものです。卵黄は生で卵白は加熱して食べるのがよりベストかと思います。
レシチンについてここらへんで。次回は、アセチルコリンの材料となるだけでなくアセチルコリンの分泌促進作用も持ち、より脳の活性化に期待が出来るアルファGPCとシチコリンについて取り上げたいと思います。
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